副業禁止の会社での仮想通貨投資は問題ないのか？堂々と会社に申告してみた話。

普段はサラリーマン生活をする傍らで投資も行う、いわゆる兼業投資家の方は多いと思う。

そんな兼業投資家にとって誰しも一度は気にしたことがあるであろう副業禁止の就業規則。

投資を始めたことが会社にバレたらどうしようと不安になったことがあるだろう。

僕の勤め先も副業禁止の就業規則があるが堂々と会社に申告している。

うちの場合は結果的に全く問題はなかった。

ちなみになぜ正直に申告しようと思ったかというと

隠していて後々税金関係なんかでバレてもめるのが面倒だったから。

それと副業禁止令は破って問題ない、というかそもそも副業禁止の趣旨に沿っていない気がして大丈夫だと思ったからだ。

副業禁止は違憲

憲法により職業選択の自由は保障されており

業務外の行動を制限する就業規則は違憲なのでグレーだ。

と、いうのが一般的な話となっているね。

これは「副業　違憲」「副業　違法」とかで検索すればいくらでも出てくる。

なのでそもそも会社のルールは不当なものという前提で正々堂々としていよう。

冷静に考えて労働契約外の時間に何しようが文句言われる筋合いはないでしょ！！

会社はなぜ副業を禁止するのか？

会社側が副業をしてほしくない理由としては

副業による疲れや寝不足で本業のパフォーマンスが落ちるから。

という所だろう。

よって

副業＝掛け持ちの労働

を想定していると思われるので

副収入を得ること自体は問題としないかと思うんだ。

それに投資の収入を副業扱いして禁止するのはかなり無理がある。

仮想通貨は副業だから禁止なんて言い出したら

投資信託やってる人や株の配当受けてる人すべてが副業にあたってしまう。

なんなら定期預金の金利やモノや不動産を売るのだってそうだろう。

さすがにそんなバカなことは無いと踏んで上司へ相談

前述した理由そのまま言うとさすがに角が立つのでやんわりとお伝え（笑）

僕「資産運用の利益を申告する必要があるので確定申告は自分でやります。

　　副業禁止の規定あるけどこれは問題ないですよね？

　　部長も株やってますし！」

課長「ええで」

という感じですんなりOK。

株とかFXとかやってる人いくらでもいるだろうから断れるはずないんだよなぁ。

ちょっともめるかな？とも思ったけれど

やはり副業禁止＝掛け持ち禁止という考え方のようだった。

副業が原因でクビになったりしないか？

就業規則違反で職を失ったら・・・

ペナルティの中で一番労働者が恐れるのが解雇だろう。

何かあるとなにかと「クビ」って言葉が出てくるが

日本の解雇規制はかなり厳しいの簡単に解雇は認められていない。

労働契約は立派な契約。

簡単に一方の都合で破棄はできないとされている。

懲戒解雇は客観的に合理的で社会通念上相当だという場合にのみ認められる。

「副業したから即解雇！」というわけにはいかないだろう。

ちなみに僕の知ってる解雇事例

職場に常にゴツいコンバットナイフを持ち歩いてデスクの上に置いたりしている危ない奴がいた。

本人は「護身用だから持ち歩かないことはできない」と固くなで改善の見込み無し。

1年ほど説得したがどうしようもならなくてその時点で初めて解雇処分となった。

弁護士がその意思決定をしたわけだが、会社側が安全に解雇するにはそこまでする必要があるらしい。

やはり事前に副業の定義についてしれっと確認しておくのがいい

法律論では解雇は厳しいといっても

それを知ってか知らずか解雇する経営者がいるのでトラブルがおこるわけだ。

雇用トラブルになっても弁護士立ててガッツリ戦うぜ！

ってつもりならいいかもしれないが

穏便に済ませたいのならそもそも投資が副業にあたるのかを事前にしれっと確認しておいたほうがいいだろう。

ちなみに今まで語った話はあくまでただの一般論なので絶対に解雇が認められないというわけではない。

もし副業が原因でトラブルになった場合はこんな一般人のブログなんかあてにせず専門家である弁護士へ相談しよう！